
肌がテカる最大の原因は、過剰な皮脂分泌であります。皮脂とは皮脂腺を形成する皮脂腺細胞が分裂するために、分泌される細胞の残骸で、細胞分裂が活発に行われれば皮脂分泌も増加してきます。
肌質でいえばオイリースキンで思春期にニキビができやすかった人は、大人になってもテカリやすい傾向にあります。皮脂分泌が多いために毛穴も大きくなり開きがちになります。また、食生活やストレスなども要因になることがあります。
フォトダイナミックセラピー(PDT)はもともと欧米では皮膚ガンの引き金になる日光角化症の治療法(PDT)として知られていましたが、日本ではこれを皮脂分泌を抑制する治療法に応用し、成果を上げています。毛包脂腺系に集積する特性を持つ、δ-アミノレブリン酸(δ-ALA)商品名:シェリング・プラウ社「DUSA」を服用し、そこに可視光線を約20分照射して、活性酸素を大量に発生させ、周辺組織を破壊することによって過剰な皮脂腺の働きを抑制します。
皮脂分泌が正常になると、毛穴も小さくなり、脂が皮脂でテカる心配もなくなります。δ-アミノレブリン酸は直接肌に塗ることも可能ですが、角質にも集積するため色素沈着の恐れがあり、顔などの治療では服用するほうがよいのです。
レーザーなどに比べてもほとんど痛みはなく、せいぜい日焼け後のピリピリした感じがあるくらいです。効果は約6ヵ月持続するので、その間に広がった毛穴をレーザーやケミカルピーリングで整えれば、スキンケア効果も倍増します。またストレスや食生活が原因であれば改善するように試みましょう。
従来からレーザーやケミカルピーリングである程度毛穴を引き締めることはできました。しかし皮脂分泌のコントロールは難しく、抑制効果のあるイソトレチノインなどの内服薬は胎児に催奇系があるという理由から日本では認可されない背景があります。そのため、根本的な解決法はないに等しかったのです。PDTは痛みもなく、アミノレブリン酸の安全性も高いことから、リスクを気にせず気軽に受けられる治療として、需要が高まると思われます。
皮脂分泌を抑制する最新治療として注目されているPDT。痛みも副作用もない点から安心して受け入れられています。
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