
耳介周辺、特に耳の上部付け根に小さな開口部を持った皮下トンネルを形成する先天性の疾患で、耳の変形ではもっとも頻度が高いものです。トンネル内部に溜まった老廃物に細菌感染を合併すると赤く腫れたり膿が出ることがあり、このような炎症を繰り返す場合はトンネルごと摘出する手術が必要になります。
耳介前方に見られる突起性の先天病変で、多発することもあります。小さいものは糸でくくって1週間ほど置き、取る場合もありますが、軟骨を内包するようなときには手術をおすすめします。
耳の上部1/3〜1/4が側頭部の皮下にもぐった状態で、皮弁を用いて手術を行います。
子供には多くみられますが、大人になるにつれ自然治癒することが多くあります。手術は裏側から耳軟骨に折り目を入れ、耳介上部が倒れないようにします。
正面から見た時に耳が開いて見える状態で、頭と耳の角度が30度を超えるものを立ち耳と呼びます。欧米では尖った耳とともに嫌われることが多く、手術例も多くあります。耳介軟骨の折り目を強くする軟骨形成を行う必要があり、かなり複雑な手術になります。
先天的耳介変形はごく軽症から重症例までありますが、ここでは比較的頻度が高く、容姿に関わる軽度の変形例を紹介します。ほとんどが健康保険治療が可能ですので、形成外科専門医の治療を受けることをおすすめします。
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