
エイジングが進んだ結果、頬や首のたるみによってフェイスラインが崩れた場合、最終的な解決手段として行われる外科手術が、フェイスリフトです。
方法としては、皮膚を切開して広範囲の皮膚と耳下腺浅筋膜を引き上げる「フルフェイスリフト」と切開口が少なく部分的に引き上げる「ミニリフト」「マイクロリフト」に分けることもできますが、その境界線ははっきりしていません。最近は、もっと小さい範囲の「マイクロリフト」を繰り返すことにより、リフトを軽くする傾向があります。
フルフェイスリフトと呼ばれる広範囲のリフティングでは、皮膚だけを吊り上げる方法と、耳下腺浅筋膜も一緒に引き上げるSMAS法があります。
フェイスリフティングは効果が10年は保てるといわれていますが、その間にも加齢は進むので、実際のところ同じ状態を保ち続けるのは不可能といえます。したがって何年持つかではなく、手術で何歳若返ることができるかがポイントであり、それは何センチ引っ張れるかによってきます。
皮膚だけを引っ張る手術では、広範囲を切開することができますが、傷部分の皮膚が弱くなって重力によって伸びやすくなり、手術後、半年〜1年の間にある程度戻ってしまうという欠点があります。2センチ引き上げても、5ミリぐらいは伸びてしまいますので、実際の効果は1.5センチほどになるのです。
一方のSMAS法は、筋膜も一緒に引き上げるので、皮膚で2センチ引き上げれば、皮膚の伸展による後戻りが少ないため、より効果的なリフティングができます。しかしデメリットとしては、筋膜の切開は広範囲に及ぶと顔面神経を痛める危険性があり、耳の前からせいぜい4センチが限度とされています。
切開する場所は、頬や首のリフティングには耳の前、首の後ろなどにメスを入れ、額のシワを取る場合は額の生え際を切開して、上に引き上げます。いずれも髪の毛との境目になるので、傷跡は隠すことができます。麻酔は全身麻酔、または局所麻酔が用いられ、術後1〜2日の入院を要する場合もあります。
フェイスリフトアップには、皮膚だけを引き上げる方法と、耳下腺浅筋膜と一緒にリフティングするSMAS法があり、持続効果の面ではSMAS法が優れています。
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