
バストアップ(豊胸術)として、現在日本で行われている方法は大きく分けて2種類あります。1つはハイドロジェルバッグ、生理食塩水バッグなどの「インプラント」を大胸筋下または乳腺下に入れる方法、もう1つは脂肪注入方があります。主流は圧倒的にインプラントで、実際、豊胸術の94%以上はインプラントを用いて行われています。
バッグのサイズ、形などはサンプルを見ながら決めることができます。主な形は円錐形で乳首が円の中心にくるラウンドタイプ、乳首が円の中心よりやや下にくるアナトミカルタイプ、涙型のティアドロップタイプなどがあります。
バッグの内容物もさまざまな成分が使われ、それぞれメリット、デメリットがあります。
中身は「ムコ多糖体」。サプリメントのカプセルにも使われ、万が一バッグが破損した場合にも、人体に悪影響はありません。仕上がりも自然な感触が得られるので人気があります。
点滴のベースにもなっている生理食塩水なので、染み出た場合も安全です。また手に入りやすい点からも多くのクリニックで使われています。ただしバッグに水を入れる際には、中途半端な量ではへこみができるため、一杯に満たさなければなりません。指でこれを押すなどして触ると予想外の硬さを感じることになります。たとえ大胸筋の下に入れても、硬さは否めません。
現在、日本では入荷が許可されていません。アメリカを中心に1960年代頃から盛んに使われるようになりましたが、一部、自己免疫疾患の素因を持っている人たちの間で、破れたバッグから流出したシリコンが有害になった経緯があり、製造が中止されました。
その後の研究によって、発ガン性などとの関連も薄いことがわかったため、アメリカやイギリスでは医師の診断のもとにシリコンが使われるケースも増えています。最近ではコフィーレントオフィシブシリコンジェルタイプと呼ばれる柔らかいジェル状のものが開発されています。ただし、日本では個人輸入でしか入手できません。
人体に影響のないバッグを大胸筋や乳腺の下に挿入する、インプラントが主流です。ハイドロジェルバッグや生理食塩水バッグなど、中身によっていろいろな種類があります。
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